井上 人太のブログ

知らないと損する!住宅ローンの団信・疾病保障比較:あなたと家族を守るための選び方

  • 2025月11年21日
  • 投稿者:井上 人太

はじめに:団信は「保険」ではなく「命綱」です

皆さん、こんにちは!

家づくりを検討されている方が必ず向き合うのが「住宅ローン」です。金利や借入額に目が行きがちですが、実はそれ以上に重要で、あなたの家族の人生を左右するのが、**「団体信用生命保険(団信)」**です。

団信は、住宅ローンを組む際に加入が必須となる生命保険で、「もし契約者が死亡したり、高度な障害を負ったりした場合、残りの住宅ローン残高がゼロになる」という、非常に重要な役割を果たします。

しかし、最近の団信は進化しており、単なる死亡保障だけでなく、**「三大疾病保障」「八大疾病保障」**など、さまざまな特約(オプション)を選ぶことができます。

「保障を厚くすると金利が高くなるし…」「どこまで保障を付けたらいいかわからない」と悩む方も多いでしょう。

この記事では、団信の仕組みを優しく解説し、特に働き盛りの20〜40代の方々が「知らないと損する」団信・疾病保障の賢い選び方を、大阪のプロの視点からお伝えします。

団信の基本:「万が一」の時に家族に借金を残さない仕組み

専門用語を噛み砕く:団体信用生命保険(団信)

団信は、住宅ローンの借り入れをする人が加入する生命保険で、金融機関が保険契約者となり、ローンの残高を保険金として受け取ります。

【団信の最も大切な役割】:もしローン契約者に万が一のことがあっても、家族がローンの支払いに追われることがなくなります。残された家族にとって、住む家を失わずに済む「命綱」なのです。

ほとんどの住宅ローンで団信加入は必須ですが、金利に上乗せされる保険料は金融機関や特約によって異なります。

[Image of: 住宅ローンの契約者が倒れた後、団信の保険金が金融機関に渡り、「完済」の文字が家族の前に出る、安心感のあるイラスト]

知らないと損する!「特約」で広がる団信の守備範囲

団信の基本保障(死亡・高度障害)に加えて、以下の特約を付けることができます。

1. 三大疾病特約(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)

日本人の死亡原因の約半数を占める三大疾病を保障する特約です。

  • 保障内容:これらの病気になり、所定の状態(例:がんの診断確定、手術など)と診断された場合、残りの住宅ローンが全額免除になります。

  • 金利上乗せの目安:一般的に年**0.1%〜0.2%**程度金利が上乗せされます。

2. 八大疾病・全疾病特約

三大疾病に加えて、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変など、働き盛りにリスクが高まる病気まで保障範囲を広げます。

  • 保障内容:所定の病気で一定期間(例:12ヶ月)働けない状態が続いた場合にも、ローン残高が免除されたり、月々の返済がカバーされたりします。

  • 金利上乗せの目安:一般的に年**0.2%〜0.4%**程度金利が上乗せされます。

団信・疾病保障選びの「意外な盲点」と賢い判断基準

特約を付ければ手厚くなりますが、その分、毎月の金利が高くなります。「どこまで保障を付けるべきか」という判断基準は以下の通りです。

1. 「保障の支払い条件」が最も重要

保障の内容(例:三大疾病)だけでなく、**「どのような状態になったら保険金が支払われるのか」**という条件(「所定の状態」)を細かく確認してください。

  • 【要注意】:特にがん保障では、「上皮内がん(ごく初期のがん)」が保障対象外になっている場合があります。

  • プロの視点:最近は**「診断確定だけでローンがゼロになる」タイプと、「手術や入院が必須」**なタイプがあります。金利上乗せが同じなら、診断確定だけで済むものを選ぶべきです。

2. 勤務先の「傷病手当金」との兼ね合い

「働けない状態」を保障する特約を検討する場合、まずご自身の勤務先や公的な**「傷病手当金」**制度を確認しましょう。

  • 公的制度:健康保険に加入していれば、病気や怪我で働けなくなった場合、給与の約3分の2が最長1年6ヶ月間支給されます。

  • 【プロの助言】:傷病手当金で生活費が賄えるなら、ローン返済額を全額カバーする全疾病保障は過剰かもしれません。その分、金利が安いプランを選ぶのも賢明です。

【実例・ケーススタディ】大阪の30代共働き夫婦の団信選び

大阪市内に狭小地を買い、家を建てる30代共働きのA様ご夫婦のケースです。

家族構成:夫(会社員)、妻(正社員)、子ども2人。 夫婦の懸念:妻もローン返済に協力しているが、夫が病気で働けなくなった場合、残りの返済が厳しくなる。

【選んだ団信】金利0.3%上乗せの「三大疾病保障(診断確定型)」付き

理由

  1. **最もリスクが高い「がん」**を最優先でカバーしたかった。

  2. 夫の生命保険が手厚いので、死亡保障は団信の基本で十分と判断。

  3. 妻の収入があるため、三大疾病以外で短期間働けない場合は妻の収入と傷病手当金でカバーできると判断し、全疾病保障は付けなかった。

プロの教訓:既に加入している生命保険や、夫婦の収入源を考慮に入れ、**「もしもの時、最も困るリスク」**を限定して手厚くカバーするのが合理的です。

✅ まとめ:団信選びで後悔しないための「読者への一言アドバイス」

団信の特約は、**「安心をお金で買う」**行為です。すべてを保障する必要はありません。

あなたが団信を選ぶ時に意識すべきことは、「もしあなたがいなくなった時、または働けなくなった時、家族が今の生活レベルを維持できるか?」です。

  • 特約なし(基本団信):最低限、死亡・高度障害時のローン完済は保証されます。

  • 特約あり(疾病保障):働き盛りにリスクが高い「病気による収入減」に備えられます。

ご自身の健康状態、貯蓄、既存の保険、そしてご家族の収入を総合的に考えて、後悔のない選択をしてください。金融機関の担当者だけでなく、中立的な立場である住宅の専門家にも相談すると、より客観的なアドバイスが得られますよ。

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