井上 人太のブログ

近隣トラブルを避けるための“工事前挨拶のポイント”:プロが教える「最初の印象」で決まるご近所付き合い

  • 2025月11年28日
  • 投稿者:井上 人太

はじめに:「工事前挨拶」はご近所付き合いのスタートライン

皆さん、こんにちは!

新築工事が始まる前、あなたはご近所への「挨拶」を行います。これは単なる形式的なものではなく、これから何十年と続く**ご近所付き合いの「最初の印象」**を決める、非常に大切な儀式です。

工事中は、騒音、振動、ホコリ、大型車両の通行などで、多かれ少かれ近隣の方にご迷惑をおかけしてしまいます。この「挨拶」がしっかりできていれば、多少のトラブルがあっても「お互い様」と許容してもらえる場合が多いのです。逆に、挨拶がおろそかだと、ちょっとしたことでクレームに発展し、工事の遅延や精神的な負担につながりかねません。

特に、隣家との距離が近い大阪市や八尾市の密集地では、この挨拶の重要性は計り知れません。

この記事では、**近隣トラブルを避けるための「工事前挨拶のポイント」を、不動産・住宅業界のプロとして私たちが実践している具体的な手順と、「何を伝え、何を持っていくべきか」**を徹底解説します。

1. 挨拶に行くべき「範囲」と「タイミング」

挨拶の「範囲」:どこまで行くべきか?

挨拶に行くべき範囲は、工事による影響の大きさを基準に考えます。

影響度 範囲の目安 伝える内容
最重要 両隣、向かいの3軒 工事期間、時間、連絡先、騒音・振動の詳細。最も丁寧に。
重要 裏の家、向かいの隣の家 工事期間と簡単な説明。重機が入る際の注意点など。
広範囲 半径10軒程度(道幅が狭い場合は、その道沿いの家すべて) 工事期間と、ご迷惑をおかけする可能性があることを伝える。
  • プロの視点:特に重機や運搬車が出入りする方向にある家や、日陰になりやすい家へは、広めに、かつ丁寧に挨拶に行きましょう。

挨拶の「タイミング」:遅すぎるのはNG

挨拶は、着工(工事開始)の1週間〜10日前に行くのがベストです。遅くとも3日前までには完了させてください。

  • 工事開始直前はNG:直前だと「もう決まっているなら仕方ない」という印象を与え、誠意が伝わりにくくなります。

[Image of: お客様と工事責任者が一緒に、清潔な服装で隣家に手土産を持って挨拶に行っているイラスト]

2. 挨拶時に「伝えるべきこと」完全チェックリスト

挨拶では、「ご迷惑をおかけします」という謝罪だけでなく、**「いつ、どんな迷惑がかかるか」**という具体的な情報提供が大切です。

伝えるべき項目 伝えるべき内容 プロのコメント
工事の期間 **「〇月〇日〜〇月〇日(約〇ヶ月間)」**までを具体的に。 長期間になる場合は、フェーズ(解体、基礎、上棟など)ごとに分ける。
工事の時間 「朝〇時〜夕方〇時まで。日曜・祝日は休みます」 近隣の生活リズムを考慮。早朝・夜間の作業は絶対に行わない。
最も騒音が出る日 「〇月〇日頃の『上棟(じょうとう)』と『基礎工事の解体』の際は、特に大きな音が出ます」 騒音のピークを事前に伝えておくと、心構えができます。
現場の連絡先 「現場監督の携帯番号と、住宅会社の代表番号」 何かあった時にすぐに連絡が取れる窓口を明確にすることが、信頼につながる。
車両の注意点 「運搬車やミキサー車が一時的に道を塞ぐ可能性があります」 八尾市内の狭い道路では、特に駐車場への出入り口を塞がない配慮を伝える。

3. 「手土産」の選び方と渡し方のマナー

手土産は、心遣いを示す大切なツールです。

  • 選び方1,000円〜1,500円程度の、日持ちがする実用的なものがおすすめです。

    • 良い例:地元の老舗和菓子店のタオル、有名メーカーの洗剤・ラップの詰め合わせ、地元で人気のあるお菓子。

  • 悪い例:生もの、好き嫌いが分かれる派手なもの、高価すぎるもの(相手に気を遣わせる)。

  • 渡し方:**「工事期間中、何かとご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします」**と一言添えて渡しましょう。のしは「ご挨拶」または「粗品」とし、施主(あなたの名前)と工務店の名前を併記すると丁寧です。

【実例・ケーススタディ】工事中のトラブルを未然に防いだ事例

大阪市内のマンションが密集するエリアで、新築工事を行ったG様のケースです。

工事中の懸念:隣家の洗濯物干し場が、G様の敷地に近く、ホコリが飛ぶリスクが高かった。

【プロの事前対応】

  1. 工事開始の挨拶時に、隣家の方に「ホコリ対策として、工事期間中は特に飛散防止ネットを厚めに設置します」と説明。

  2. 「もし、洗濯物へのホコリの付着や、気になることがあれば、この監督の携帯に遠慮なくお電話ください」と現場監督の連絡先を改めて手渡し。

【結果】:隣家の方は「そこまで気を遣ってもらえるなら安心」と理解を示し、工事期間中も大きなクレームなくスムーズに進めることができました。

プロの教訓「懸念されるリスク」をプロ側から事前に指摘し、その対策を伝えることで、相手の不安を解消し、信頼関係を築くことができます。

✅ まとめ:工事前挨拶で後悔しないための「読者への一言アドバイス」

工事前のご挨拶は、ご近所付き合いの「保険」です。この一手間を惜しむと、後々大きなトラブルになる可能性があります。

挨拶に行く際は、あなた自身と、工事を担当する現場監督が「必ず一緒」に行くことが重要です。

施主(あなた)が「これから住む人」としての誠意を伝え、現場監督が「工事の責任者」としての専門的な説明を行うことで、ご近所の方は**「この人たちなら信頼できる」**と感じてくれます。

最初の挨拶を丁寧に行い、気持ちの良いご近所付き合いのスタートを切りましょう!

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