山浦 莉弥のブログ

リフォームとリノベーション、どう違うの?

  • 2025月11年23日
  • 投稿者:山浦 莉弥

こんにちは!シーキューブの山浦です。

「そろそろ今の家をなんとかしたい」「中古住宅を買って自分たちらしくしたい」

—そう考え始めたとき、必ず耳にするのが「リフォーム」と「リノベーション」という言葉ですよね。

この二つ、よく同じ意味で使われがちですが、実はその目的も、工事の規模も、そして住まいにもたらす未来も、全く違います

今回は、大阪の気候や生活文化を熟知した私たち地元のプロが、この二つの違いを具体的な事例を交えながら徹底解説します。

「結局うちにはどっちが合っているの?」という疑問がスッキリ解消するよう、心を込めてお伝えしますね。

1. 基本の定義:リフォームとリノベーションの決定的な違い

まずは、この二つの言葉の基本的な定義を、一言でわかりやすくまとめます。

項目 リフォーム (Reform) リノベーション (Renovation)
目的 「マイナスをゼロに戻す」 「ゼロからプラスを生み出す」
工事内容 修繕・原状回復・部分的な改善 大規模な改修・構造変更・価値の創造
キーワード 修繕、交換、回復、きれいにする 刷新、再生、機能向上、デザイン変更
費用と期間 比較的安価で短期間 高額になりやすく、長期間

リフォームは「回復」—老朽化した部分を新しく

リフォームの目的は、老朽化や破損した箇所を「新築時と同じ状態」、つまり「マイナスをゼロ」に戻すことです。

例えば、築15年で水栓から水漏れが始まったキッチンの蛇口を新しいものに交換したり、壁紙が汚れたリビングのクロスを張り替えたり、故障した給湯器を交換したりする工事がこれにあたります。

戸建て住宅でも、築20年を超えると、外壁の塗り替えや屋根の防水工事といった、建物の性能を維持するためのメンテナンスがリフォームの中心になります。

元の家の間取りや性能はそのままに、部分的に機能と見た目を回復させるイメージです。

 リノベーションは「創造」—住まいに新しい価値をプラスする

一方、リノベーションの目的は、既存の住宅に「新しい価値」や「機能性」を付け加え、「ゼロからプラス」を生み出すことです。

  • 構造に関わる大工事: 間取りを大きく変更するために壁や柱を動かしたり、部屋と部屋を繋げて広々としたLDKにしたりします。

  • 性能の向上: 古い戸建ての耐震性を高める工事(耐震補強)や、断熱材を入れ替えて冬の寒さや夏の暑さ(特に大阪のヒートアイランド現象対策)を根本的に解決する工事もリノベーションに含まれます。

  • ライフスタイルの変化への対応: 子どもが巣立った後に、使わなくなった2階の部屋をリモートワーク用の書斎と趣味の部屋に刷新するなど、住む人の生活に合わせて家のあり方そのものを変えるのがリノベーションです。

リノベーションは、例えるなら「家の整形手術」。単に見た目を直すだけでなく、家の骨格や内臓を根本から変え、住まいの未来を再設計する行為なのです。

2. ️ 大阪の生活で考える:どちらがあなたの暮らしに合っているか?

この違いを踏まえて、大阪の暮らしでよくあるケースでどちらを選ぶべきか考えてみましょう。

リフォームがおすすめのケース

ケース①:設備や内装の「寿命」が来たとき

キッチンやお風呂、トイレといった水回り設備には、それぞれ約15年〜20年程度の寿命があります。

例: 築20年のご家庭で、お風呂のタイルの目地がカビてきた、ユニットバスを最新のものに交換したい、という場合はリフォームです。最新の設備に交換することで、お手入れの手間が大幅に減ります。

ケース②:小規模な破損や修理が必要なとき

台風や地震で一部の外壁が剥がれた、床の一部が軋むようになったなど、部分的な補修で済む場合です。

ケース③:売却前の見栄えを良くしたいとき

大規模な費用をかけずに、内装をきれいにして「売れる家」にしたい場合、クロスの張り替えやハウスクリーニングはリフォームの範疇です。

リノベーションがおすすめのケース

ケース①:耐震性や断熱性といった「性能」を根本から向上させたいとき

築年数が古く、今の耐震基準を満たしていない中古住宅を購入した場合や、冬の寒さや結露に長年悩まされている場合。

例: 狭小地の中古住宅をリノベーションする場合、間取りを変更して吹き抜けを設け、採光を確保するだけでなく、窓を全て高性能な断熱サッシに交換することで、

冬でもエアコン一台で過ごせる快適な家に生まれ変わります。これはリフォームでは難しい「付加価値の創造」です。

ケース②:間取りを大きく変え、ライフスタイルに合わせたいとき

二世帯同居を解消する、あるいは夫婦二人暮らしになるなど、家族構成が大きく変わり、それに合わせて間取りや動線を根本から変える必要がある場合。

ケース③:独特のデザインや個性的な空間を実現したいとき

内装材や設備を全て選び直し、ゼロベースで自分たちだけのデザインを実現したい場合です。

 

3. ⚖️ 失敗しない選び方:コストと期間の現実

リフォームかリノベーションかを決める上で、最も重要なのが「費用対効果」「期間」のバランスです。

コストの考え方

リフォームは部分的な工事が中心なので、数十万円〜数百万円で収まることが多いです。しかし、リノベーションは構造に手を加えるため、数千万円規模になることもあります。

大切なのは、「リノベーションは高すぎる」と決めつけないことです。

例えば、中古住宅を購入してフルリノベーションする場合、新築を建てるよりも総額で数百万円〜数千万円安くなるケースも少なくありません。

特に土地価格の高い大阪市内では、既存の建物を活かすリノベーションが、予算内で理想の住まいを手に入れる現実的な選択肢になり得ます。

工期と生活のシミュレーション

  • リフォーム(例:キッチン交換): 数日〜1週間程度で済み、仮住まいの必要がないことが多いです。

  • リノベーション(例:フルリノベ): 3ヶ月〜6ヶ月、大規模なものではそれ以上の工期が必要になります。この間は仮住まいが必要となり、その費用も考慮しなければなりません。

私たちは、お客様の工事規模に応じて、仮住まい探しのアドバイスや、工事中の生活ストレスを軽減するためのサポートも欠かしません。

4. 結び:あなたの「住まいの未来」を語り合いましょう

リフォームとリノベーション、それぞれの違いをご理解いただけたでしょうか?

要するに、「元の状態に戻すか」、それとも「新しい価値を持たせるか」。あなたの家の現在の状態と、ご家族の将来的な夢によって、選ぶべき道は変わってきます。

私たちは、単に工事をするだけでなく、お客様の「住まいの未来」を一緒にデザインすることを大切にしています。

今の家の築年数、家族構成の変化、そしてあなたが心から求めている暮らしのイメージを、ぜひ私たちに聞かせてください。

あなたの住まいに最適な再生プランを、プロの視点からご提案させていただきます。まずは、お気軽にご相談くださいね!

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