将来の変化に「可変」な間取りを!家族を育む「木造軸組構造」の魅力と活用術
- 2025月11年29日
こんにちは!住宅アドバイザーの山浦です。
家づくりを進める中で聞かれる不安の一つが、「家族の形が変わっても、この間取りで大丈夫かな?」という未来への懸念です。
お子様の成長、親御さんとの同居、働き方の変化など、ライフステージの変化は必ず訪れます。特に狭小地や収納の悩みを抱える方にとって、将来の柔軟性は大きな課題でしょう。
ご安心ください。私たちは、あなたの家族構成の変化にもしなやかに対応できる「可変性のある間取り」と、
それを可能にする日本の伝統技術「木造軸組構造」の活用術を、実例を交えてご紹介します。
「可変性」を支える大黒柱!木造軸組構造の真価
1.鉄骨にはない!リフォームが容易な構造的メリット
私たちが家づくりの基本とする「木造軸組構造」(在来工法)。これは、柱や梁といった「軸」で建物の骨組みを支える工法です。
この構造の最大の魅力は、壁の位置の自由度が高いことです。建物を支えるのが柱と梁であるため、将来的に間取りを変えたい時、構造上重要でない壁は比較的容易に撤去したり、移動させたりすることができます。
木造の中でも2×4工法に比べて、間取り変更(リフォーム)が大掛かりになりにくく、費用を抑えて短期間で工事を完了させやすいのが大きな強みです。
私たちは設計時に「この壁は将来撤去可能」と計画し、未来の変更を前提に設計を進めています。
2.大阪の気候風土に適した木の「調湿性」と「強さ」
夏の蒸し暑さ、冬の底冷えが厳しい大阪の気候。木材は、天然のエアコンとも言える存在です。
調湿性:木材が湿気を吸ったり吐いたりする働きにより、室内の湿度を快適に保ち、じめじめした夏や乾燥する冬の不快感を和らげます。
耐震性:現在の木造軸組構造は、筋交いや構造用合板を組み合わせた耐震性の高い工法(弊社は耐震等級3を標準)です。
木の粘り強さは地震エネルギーを効果的に吸収し、八尾の地盤特性にも合わせた安心の設計を提供します。
家族の変化に対応!「可変間取り」の具体的な設計テクニック
1.【実践】成長期に合わせて仕切る「二部屋→一部屋」の計画
お子様の成長に合わせた間取りの定番パターンです。
初期設計:子供部屋を10畳〜12畳の大きな一部屋として設計し、真ん中に後から撤去可能な間仕切り壁を設けます。
工夫点:壁を設置する前に、最初から二つ分のドア、照明、コンセント、収納を準備しておきます。
将来:お子様が独立した後、壁を撤去して広々とした夫婦の趣味の部屋や、二世帯同居のためのサブリビングへと可変させることが可能です。
壁の撤去費用は比較的安価で、最初から壁を造り直すより、費用も手間も格段に抑えられます。
2.収納と間仕切りを兼ねる「可動家具」の発想
収納と可変性を両立させるために、「可動式の収納家具」を間仕切りとして活用する設計をご提案します。
固定壁の削減:部屋を仕切る壁の一部を、背の高い造り付けの可動式収納棚で代用します。
メリット:収納家具を動かすことで、間取りを自由にフレキシブルに変更できます。来客時にはオープンな空間に、集中したいときは独立したワークスペースにと簡単に可変します。
狭小地への応用:限られた面積の中で、壁の厚み以上に収納家具の奥行きを利用でき、収納力をアップさせられます。
3.将来の二世帯を見据えた水回りの「仕込み」
将来、親御さんとの同居や二世帯住宅へのリフォームの可能性がある場合は、配管スペースを事前に確保しておくことが重要です。
将来ミニキッチンやシャワールームを設置する場所へ、給排水管を通すための「鞘管(さやかん)」をあらかじめ仕込んでおきます。
この初期のひと手間が、10年後、20年後のリフォーム費用を大きく削減する「未来への賢い投資」となります。
未来をデザインする家づくりを始めませんか?
シーキューブでの家づくりは、家族の未来をデザインすること。
「木造軸組構造」が提供する強さと柔軟性を土台に、「可変性」という視点を持つことで、あなたの家族がこれから歩むどんな道にも寄り添える、安心の住まいが実現します。
家は、ご家族の成長という「物語の舞台」です。この機会にぜひ、ご家族みんなで「将来の夢リスト」を作り、その夢を叶えるための家づくりを私たちと一緒に始めませんか?
「うちの間取りで、どこまで可変性が持てるのか?」「まずは補助金について詳しく知りたい」など、どんな疑問でも構いません。
まずは無料の個別相談会で、あなたの不安を解消し、夢を具体的なプランへと落とし込んでいきましょう。
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