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狭小住宅が人気を集める4つの理由!おすすめ間取りアイデア7選を紹介!

2023.07.30

狭小住宅が人気を集める4つの理由!おすすめ間取りアイデア7選を紹介!

目次

1.狭小住宅とは

2.狭小住宅が人気を集める4つの理由

3.狭小住宅を建てる際の注意点

4.狭小住宅の間取りのアイデア7選

5.狭小住宅を建てるならKyosyoへ

都市圏でマイホームを検討している方にとって、狭小住宅は有力な選択肢となり得るでしょう。


狭小住宅は20坪ほどの土地に建設された戸建住宅を指します。


固定資産税などのランニングコストを抑えるほか、交通アクセスの良好なエリアでのマイホームの実現も可能です。


ここでは、狭小住宅が人気を集める4つの理由と建てる際の注意点についてご紹介します。


<この記事でわかること>

  • 狭小住宅が人気を集める4つの理由
  • 狭小住宅を建てる際の注意点
  • 狭小住宅の間取りのアイデア7選

1.狭小住宅とは

狭小住宅とは、15坪から20坪ほどの狭小地に建てられた戸建住宅の総称です。


  • 15坪 49.59㎡
  • 20坪 66.12㎡

狭小地は長方形や正方形はもちろんのこと、台形や三角形のタイプも見受けられます。


そのことから、周辺の相場価格よりも割安で購入できるのも魅力のひとつです。


予算に限りはあるけれど、交通アクセスの良好な都市部でマイホームを手に入れたい方への有力な選択肢となり得ます。


工夫次第で快適な暮らしを実現できるのが狭小住宅です。


2.狭小住宅が人気を集める4つの理由

狭小住宅が人気を集める理由として、次の4つがあげられます。


  • 小さな土地でも住宅を建てられる
  • アクセスの良い立地で生活できる
  • ランニングコストが低い
  • デザイン性の高い住宅に住める

2.1.小さな土地でも住宅を建てられる

あまり広くない土地(15坪から20坪ほど)であっても、一戸建てが建設できるのが狭小住宅の特色です。


土地購入の際の選択肢が大幅に拡大するため、人気のエリアや一度は住みたい街に終(つい)の棲家を持つことも夢ではありません。


相続した土地の活用方法として、狭小住宅を賃貸物件や不動産投資物件とすることも可能です。


2.2.アクセスの良い立地で生活できる

ターミナル駅から徒歩5分圏内などの良好なアクセスが望めるエリアにて生活を営めるのも、狭小住宅が人気を集める理由のひとつです。


本来なら予算オーバーになりかねない地域でも、狭小地であれば無理なく入手する確率が高まります。


テレワークやリモートワークが普及しつつありますが、会議や打ち合わせなどで出社するケースも少なくありません。


勤務先から近いエリアに居住していれば、睡眠時間を長めに取ることも難しくないでしょう。


都心部なら電車移動が基本となるため、自家用車を購入する必要もなくなるかもしれません。


ガソリン代や駐車料金のほか、毎年の自動車税も支払わなくて済みます。


2.3.ランニングコストが低い

狭小住宅の人気の理由として、ランニングコストの低さを忘れてはなりません。


維持費用として毎年確実に納める必要が生じるのは、固定資産税と都市計画税です。


  • 固定資産税額=固定資産税評価額×1.4%(標準税率)
  • 都市計画税額=固定資産税評価額×最大0.3%(制限税率)

固定資産税評価額は3年に1度評価替えが実施されます。


固定資産税の軽減措置


種別 軽減措置
小規模住宅用地 固定資産税評価額×1/6
一般住宅用地 固定資産税評価額×1/3

都市計画税の軽減措置


種別 軽減措置
小規模住宅用地 固定資産税評価額×1/3
一般住宅用地 固定資産税評価額×2/3

  • 小規模住宅用地:住宅用地のうち住戸1戸ごとに200㎡までの部分
  • 一般住宅用地:小規模住宅用地を含まない住宅用地

狭小住宅の場合、狭小地や変形地に建てられているため、固定資産税評価額もその分抑えめになる傾向があります。


2.4.デザイン性の高い住宅に住める

狭小住宅はあまり広いとは言い難い土地を最大限に生かした家づくりを行うこともあり、高いデザイン性を誇る戸建住宅が多く見受けられます。


階段のスペースを活用するスキップフロアや、屋上に設けるルーフバルコニーなど、制限のある中での工夫が独自の価値を生み出していると言えるでしょう。


3.狭小住宅を建てる際の注意点

比較的コストを抑えつつ都市部にて一戸建てが所有可能な狭小住宅ですが、建てる前には次の注意点も確認しておきたいところです。


  • 建築コストが割高になるケースがある
  • 建築規制を事前に確認する
  • 隣家との兼ね合いを意識する
  • 部屋数が足りそうか
  • 家具を設置できそうか
  • 日当たり、風の通りは大丈夫そうか
  • 収納スペースは足りそうか
  • 家事がしやすいか

3.1.建築コストが割高になるケースがある

狭小住宅は土地の購入価格が周辺と比べて割安になる傾向があります。


そのため、浮いた予算を家屋の建築費用に充てることが可能です。


一方で、狭小地に面している道路は幅があまり広くないこともあり、工事の際に大型重機や材料の搬入用のトラックが建築現場まで入れないパターンも考えられます。


その場合、手作業での搬入となるため予想外の追加費用が発生してしまい、結果的に割高な建築コストを支払うことにもなりかねません。


施工業者への見積もりの時点で現地を確認してもらい、どのような追加費用が想定されるのか?などをしっかりと訊ねておきましょう。


3.2.建築規制を事前に確認する

狭小住宅の建設前には、建築基準法で定められた規制を事前にチェックすることも重要です。


狭小住宅では部屋数や床面積の確保のために、3階建ての家を選択するケースも見受けられます。


仮に購入した土地のエリアが第一種低層住居専用地域や第二種低層住居専用地域であれば、10mもしくは12m以内に家屋の高さを抑えなければ建設が認められません。


  • 第一種低層住居専用地域
  • 高さ10mもしくは12mまでの戸建住宅や賃貸住宅が建てられる地域です。

  • 第二種低層住居専用地域
  • 高さ10mもしくは12mまでの戸建住宅や賃貸住宅が建てられる地域であり、500㎡までの店舗(飲食店など)も建設可能です。

そのほかにも、近隣の日当たりや風通しを妨げないための日影規制や斜線規制(北側、隣地、道路)が関わってきます。


地域ごとの建築規制は、市区町村自治体の公式サイトなどで調べておくと良いでしょう。


3.3.隣家との兼ね合いを意識する

狭小住宅の建設前には隣家との兼ね合いも意識しておきたいところです。


たとえば窓の位置が重ならないように設計することで、無防備な状態でうっかり隣人と目が合ってしまい、どことなく気まずくなった…などのケースを防ぎます。


それから隣地との距離を確保することも大切です。


エアコンの室外機や給湯器が設置できる、外壁塗装や外壁清掃の際の足場を組むことが可能な距離を保つことをおすすめします。


3.4.部屋数が足りそうか

狭小住宅の完成後は間取りの変更などが難しい傾向があるのは否めません。


もともと限定されたスペースを有効活用した間取りを設定していることがその理由です。


将来的に家族が増えることも想定した上で、部屋数を決めていくと良いでしょう。


仮に余るようであれば、収納スペースや趣味の部屋などで利用する方法もあります。


3.5.家具を設置できそうか

狭小住宅のデザインにもよりますが、引越し前に使っていた家具や電化製品がうまく収まらないことも想定されます。


組み立て式の家具を採用する、建設時に家具を配置しやすい窓の位置決めをするなどの工夫を凝らしたいところです。


3.6.日当たり、風の通りは大丈夫そうか

狭小住宅が隣接した地域の場合、1階部分などで日当たりや風通しが芳しくない部屋が生じる可能性があります。


建ぺい率や容積率の上限いっぱいではなく、若干余裕をもたせた居住スペースを設定することで日当たりや風通しの難点をある程度カバーすることも可能です。


部屋に天窓や吹き抜けを設けるのも、日当たりや風通しへの良い影響を与えます。


3.7.収納スペースは足りそうか

狭小住宅の建築時には部屋の割り振りを優先しがちのため、完成後に収納スペースが不足する事態も起こりかねません。


屋根裏やロフト、スキップフロアの活用、棚の設置などの工夫にて必要な収納スペースを確保したいところです。


3.8.家事がしやすいか

狭小住宅の3階建ての家によっては1階に洗濯機を配置し、屋上や3階のバルコニーに洗濯物を干すといったケースも見受けられます。


洗濯の分量が多くなればなるほど、1階から3階までの往復の回数が増えることから、家事がしにくいなどの不満につながることもあるかもしれません。


あらかじめ洗濯機をバルコニーや屋上の近くに設置する、乾燥機付きの洗濯機を購入するなどを考慮しておきましょう。


4.狭小住宅の間取りのアイデア7選

狭小住宅を快適な空間にするために、以下の7つのアイデアをご提案させていただきます。


ぜひ、マイホームづくりの参考にしてみてください!


  • 空間を仕切らない
  • 吹き抜け
  • スキップフロア
  • 中庭
  • ロフト
  • 地下室
  • ビルドインガレージ

4.1.空間を仕切らない

狭小住宅ではあえて空間を区切らない箇所を設けることで、圧迫感を抱かせない工夫も大切です。


脱衣所やお風呂場、寝室や個々の部屋などのプライベートスペースは確保しつつ、デザインしていくと良いでしょう。


4.2.吹き抜け

リビングなどへの吹き抜けの設置にて、視線の縦への広がりを演出できます。


採光計画にも役立つのは確かです。


次項のスキップフロアとの組み合わせをおすすめします。


4.3.スキップフロア

狭小住宅では階段が居住空間を占める点は否めません。


階段のスペースを活かす方法として、スキップフロアの採用があげられます。


先述した吹き抜けなどとの組み合わせにて、より開放感のあふれる空間づくりへと導くでしょう。


4.4.中庭

あえて中庭を設けることで、狭小住宅の日当たりや風通しの改善にも結びつきます。


季節ごとの花を愛でたり、家庭菜園での収穫物を味わうことも可能です。


4.5.ロフト

吹き抜けとロフトの組み合わせも、空間の活用方法のひとつです。


天井までの高さ1.4m以内、はしごの取り外しが可能であることがロフト設置の条件となります。


リモートワークやネット配信用のスペースとするのも一興です。


4.6.地下室

狭小住宅内への地下室の設置も、快適な空間づくりに役立つのは確かです。


防音設備を施してオーディオルームや楽器の練習、カラオケやパーティールームとして日々の暮らしに彩りを与えてくれます。


4.7.ビルトインガレージ

狭小住宅にて自家用車を所有する方におすすめなのがビルトインガレージです。


駐車スペースが確保できるため、防犯対策にもなり得ます。


3階建ての家を希望する方にも向いているデザインです。


5.狭小住宅を建てるならKyosyoへ

ここまで、狭小住宅の人気の理由や建設時の注意点、間取りのアイデア7選を紹介してきました。


狭小住宅は交通アクセスの良好な市街地にも採用可能な家づくりです。


毎年の固定資産税や都市計画税を無理なく納めることにもつながります。


狭小住宅に興味のある方は、建築実績の豊富なKyosyoへのお問い合わせから始めてみてはいかがでしょうか。


狭小住宅のモデルハウスもありますので、実際に見学して、家づくりの参考にしてみてください!


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