低未利用地の適切な利用・管理を促進するための特例措置(100万円控除)の延長について~中古住宅をうまく使う人を応援する仕組み~
中古住宅をうまく使う人を応援してくれる税制
【令和8年度税制改正全9個➀】
中古住宅が選びやすくなった理由を、建築会社のスタッフが不動産のむずかしい用語、せっせと解読しながら、解説しますね。
家を探し始めたとき、
こんなことを思ったことはありませんか?
-
新築は安心そうだけど、正直ちょっと高い
-
中古も気になるけど、制度が難しそう
-
「結局どっちが得なの?」がよくわからない
実は令和8年度の税制改正では、
中古住宅をうまく使う人を応援する仕組みが、さらに整えられました。
今日はその内容を、
できるだけ専門用語を使わずにお話しします。

少し想像してみてください。
あなたのご近所に、
「まだ住めるのに、ずっと空いたままの家」があるとします。
-
雨風はしのげる
-
きちんと手入れすれば、まだまだ使える
-
でも、誰も住んでいない
これって、少しもったいないですよね。
国も同じように考えています。
「使える家は、ちゃんと次の人に使ってもらおう」
「そのために、税金の負担を少し軽くしよう」
それが、今回の税制改正の考え方です。
何が変わったの?
ざっくり言うと
今回の改正でポイントになるのは、
使われていない家や土地を売るときの税金が、軽くなる仕組みが続く
という点です。
一定の条件を満たすと、
-
家や土地を売ったときの利益から
-
最大100万円分、税金の計算から差し引いてもらえる
という特例があります。
この制度が、
令和10年12月31日まで延長されました。
これ、誰に関係あるの?
「売る人の話でしょ?」
と思われるかもしれませんが、実は違います。
● これから家を買う人にも関係があります
理由はシンプルです。
-
売る人の負担が軽くなる
-
→ 中古住宅を売りに出しやすくなる
-
→ 市場に中古住宅が増える
-
→ 選べる家が増える
つまり、
中古住宅を探している人にとっては、チャンスが広がるということです。
新築と中古、どっちが正解?
よくあるご相談に、こんなものがあります。
「中古って、やっぱり我慢する家ですよね?」
でも、実際はこう考える方が増えています。
-
建物の骨組みは中古
-
中身(断熱・水回り・間取り)は自分たち仕様に整える
これは、
「新品のスーツを買う」か
「体に合わせて仕立て直したスーツを着る」か
の違いに近いかもしれません。
どちらが正しい、ではなく、
どちらが自分たちに合っているか。
今回の税制改正は、
「中古を選ぶこと」を不利にしない流れを、さらに後押ししています。
なぜ、国は中古住宅を応援するの?
理由はとても現実的です。
-
空き家が増えすぎている
-
新築だけでは、街が維持できなくなっている
-
いい家が、使われないまま残っている
だから、
建てることより
うまく使い続けること
に、価値が移ってきているのです。
まとめ|今回の改正で言えること
令和8年度税制改正のポイントを、一言で言うと、
「中古住宅を選ぶ人が、損をしにくい時代になってきた」
ということです。新築注文住宅という言葉あるので、
「中古注文住宅」という感じでしょうか。
-
中古住宅は「妥協」ではない
-
制度を知れば、選択肢になる
-
立地や広さ、暮らし方を優先できる
そんな流れが、少しずつ整っています。
最後に
税金の話は難しく感じますが、
知らないまま決めるのと、
「そういう仕組みがある」と知って決めるのとでは、安心感が違います。
中古住宅・リノベーション・建て替え。
どれが正解かは、ご家族ごとに違います。
だからこそ、
制度も含めて整理しながら考えることが大切です。
これからも、
家づくりに関わる「難しそうな話」を、
できるだけわかりやすくお伝えしていきます。
株式会社シーキューブ代表取締役。二級建築士。
住宅業界歴28年。
大手ハウスメーカーの下請け工事店として現場経験を積み、新築・リノベーション・不動産まで幅広く携わり、
これまで累計700棟以上のご家族様の住まいづくりに関わってきました。
大阪を中心に、狭小地や都市部住宅など条件の難しい住まいにも数多く向き合う中、
「どんな家を建てるか以上に、誰に相談するかが、暮らしの満足度を左右する」
ということを実感しています。
著書『家づくり 絆づくり 幸せづくり』(刊・エルハウス)では、
住まいを通じた家族の関係性について発信。
また、79.2MHz FMやお『OH家エーあなたのおうちの相談室』では、
メインコメンテーターとして、専門的な住宅の話をできるだけ分かりやすく伝えることを大切にしています。
小学生のころまで、冬になると一度外へ出なければ入れなかった祖父の家の寒いお風呂。
そして大学生のとき、神戸で阪神・淡路大震災を経験し、被災した友人たちの家を何軒も訪ねて回ったこと。
これらの体験から、
「家は性能以上に、日常と命を守る場所だ」
と確信するようになりました。
家を単なる「性能商品」としてではなく、
「住み心地そのものを性能として考える」
そんな住まいの相談相手として、気軽に声をかけていただけたら嬉しいです
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□







